昨年4月に、新たに幼保連携型認定こども園として開園した『認定こども園北光幼稚園』ですが、今年度は、進級児54名、新入園児12名の66名でのスタートとなります。また、スタッフも保育・庶務・給食担当合わせて36名になりました。園の中では、毎日元気に遊ぶ子どもたちの賑やかな声が響いています。
さて、今年も年度初めの職員研修会の中で、105年前の北光幼稚園設立の際の理念について、改めて共に確認し合いました。
「(幼児の)円満なる発達は、やがて知的発達の基礎であり、人類生活の幸福を生む根本であり、この理想に立てる幼稚園はどうしてもなくてはならぬものである。愛の神のもとに保育せられる者は幸福であり、園児を通じてその保護者の家庭が祝福されることは、われわれの切なる祈りである。(札幌北光教会70年の歩みより)」
私は、この文章を見るたびに、背筋が伸びる思いがします。100年以上も前の先輩たちが幼児教育について「人類の幸福を生む根本」であると語り、さらに「さらにその家庭が祝福される」ようにと願っていたということは、今も全く色褪せるものではありませんし、これからも保育の根本とするべきものと考えています。北光幼稚園設立の理念を、今一度思い起こし、また、新たな気持ちで保育を進めてまいります。
今年度も神さまの愛のもと、一人ひとりのお子さんを大切に、そして豊かなこの地域の自然とふれ合いながらのびのびと遊び、仲間と共に育つ楽しい保育を目ざしてまいります。
これからも『認定こども園北光幼稚園』の歩みの上に、皆様のご理解とご協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。